現地採用の話し

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会社の規約や仕組みによって違うのでしょうが、ぼくが勤めている会社(日系の企業)の現地採用は、基本的に年毎の更新をする契約社員扱いになっています。もちろんぼくもそうでしたが、1年勤めた後の初めての更新時期に『契約社員or正社員』の選択肢を与えてもらい、将来的に自分の頑張り次第ではタイの会社でえらくなることができる正社員の方を選びました。同じ時期に更新を迎えた他の日本人たちはそれぞれの理由で契約社員を選んでいます。

これはあくまでもぼくが勤めている会社についてですが、日本人現地採用と、日本から駐在や長期出張で来ている日本人社員との違いをざっくり言うと、①車やバイクの運転が許される、②傷病保険の加入は自己判断で自己負担(つまりうちの会社の現地採用は保険にはいってくれない)、③休暇のシステムはタイ人社員と同様で年次有給休暇の他にプライベートリーブとシックリーブが与えられる、といったところでしょうか。入社面接の時点で「妻を帯同する」と伝えていたので、移住してくるときの夫婦二人分の航空券代は会社が負担してくれたし、夫婦二人分の滞在ビザ(夫はBビザ、妻はOビザ)とリエントリーパーミットの取得費は毎回会社が負担してくれていますし、希望すれば家から会社までの送迎をしてくれます。何もかも至れり尽くせりというわけではありませんが、帰任の心配がなくのびのび暮らせる現地採用ってイイと思っています。

今から1年くらい前、ぼくが勤めている会社にAさんが現地採用で入社しました。年齢はぼくよりも少し年上です。配属部署は違いましたが、会社の中でよく顔を合わせる持ち場だったし、同じパタヤ在住なのでちょこちょこと話しをする機会がありました。タイで暮らすことを夢見て、苦労しつつもがんばって転職活動をして移住してきたそうです。そのAさんが入社して8か月くらい経った頃、「Aさんの来年の契約更新はないかもしれない」という噂話しを聞きました。それを聞いたときに、申し訳ないのですが「そうだろうな」と思いました。

なぜかというと、Aさんの仕事に対する情熱もやる気も、タイ語を覚えようとする気持ちもまったく伝わってこなかったからです。そしてもうひとつ残念なことに、Aさんの着ている制服はいつもしわくちゃでした。

タイ人は見た目で判断します。どんなにダサイ柄のシャツでも、色のセンスがないコーディネートでも、ピシっとしていれば「ちゃんとした人」として見てくれますが、寝ぐせの頭や身だしなみが整っていないと「ちゃんとできない人」に見られるのです。積極的に仕事を覚える気もない、タイ人から好かれない、では不安要素しかありません。

次の更新がないかもしれないという噂は彼の耳にも届き、結局Aさんは更新時期を待たずして退職しました。タイで再就職活動をするのか日本に帰るのか、どうする予定なのかは分かりませんが、この新型コロナウィルスの騒ぎの中ではタイでの再就職は簡単ではないでしょう。滞在ビザの期限問題もあります。

Aさんはよく「タイに来られてよかった」と言っていましたが、タイに来たことがゴールになってしまったのではないかと思います。リタイヤで移住してきたのならばそれもいいでしょうけれど、現地で働くつもりで来たのなら新たな目標を持つべきだったのではないかと思います。なんだか偉そうなことを言ってしまいましたが、とにかく、Aさんのご健勝を祈るばかりです。


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